【Kaby Lake-G】CES2018でRadeon内蔵「Kaby Lake-G」登場! 新型「NUC」も出た
どうもこんにちわ!unianikiiです。
噂の「RADEON入ってるCPU」が正式発表されましたね。
Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphics
インテルは1月7日第8世代Coreプロセッサーの新シリーズ「Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphics」を発表しました。
これは過去記事で「Kaby Lake-G」と呼んでいたノートPC用CPUですが、正式なシリーズ名や型番、動作クロックなどを含めた詳細が発表され、米国ラスベガスで開催する「CES 2018」でも採用PCが展示される予定です。
今回発表した第8世代Core with Radeonは全部で5モデル。
上から順に
- Core i7-8809G Compute Unitsが24基でSP数1536基
- Core i7-8709G 同上
- Core i7-8706G Compute Unitsが20基でSP数1280基
- Core i7-8705G 同上
- Core i5-8305G 同上
というラインアップになります。
CPUのコア/スレッド数はいずれも4コア/8スレッド。
なんとオーバークロックに対応しています。
ちょっと期待した「Coffee Lake」ベースではないみたいですね。
噂通り「HBM2」を4GBぶん搭載。
何気にこれまでのGPU内蔵CPUを大きく超える性能が最大のウリです。
内臓GPUが2系統
ちょっとした売りですが内蔵GPUが2系統あります。
他の「Core iシリーズ」と同じくCPUと一緒にダイに統合された「Intel HD Graphics 630」と今回の主役「Radeon RX Vega M Graphics」です。
上位の2モデルにはCompute Unitsが24基でSP数1536基の「Radeon RX Vega M GH Graphics」、下位の3モデルにはCompute Unitsが20基でSP数1280基の「Radeon RX Vega M GL Graphics」を採用しています。
「Radeon RX Vega M Graphics」の良いところは「HBM2」。
CPUとのやりとりでボトルネックになっていた「VRAM」のスピードが劇的に速くなりました。
「HBM2」を積むにあたりインテルの技術があったりなかったり。
デスクトップ用「Raven Ridge」にも活かされたのかな。
といわけで別にGPUを用意しなくても普段は「内臓GPU」ゲームの時は「外付けGPU」観ないな使い方ができるという。
Vega M GLはGeForce GTX 1050の1.4倍の性能
Core i7-4720HQ&GeForce GTX 950Mを搭載する3年前のPCと比較すると、最大で3倍も性能が向上しています。
iGPUとdGPUを用途に応じて使い分けているところが「Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphics」の最大の良さ!
ちなみに「Vega M GL」は、Core i7-8550U&GeForce GTX 1050搭載モデルと比べて、最大で1.4倍の性能になるとのこと。
「HITMAN」や「DEUS EX:MANKIND DIVIDED」など、AMD向けのゲームではありますが、GTX1050にGPU内臓CPUで勝っちゃうというのはすごいね。
Max-QデザインのGTX 1060を超えるVega M GH
Core i7-4720HQとGeForce GTX 960Mを搭載する3年前のPCと比較すると、最大で2.7倍の差。
GLと比べて、いずれのPCゲームでもフルHD/60fps超えで遊べる性能をターゲットにしていることがわかります。
Vega M GHの性能はNVIDIAの薄型デザイン「Max-Q」を採用した、Core i7-7700HQ&GeForce GTX 1060搭載PCを超える性能を実現しています。
GTX 1060をGPU内蔵CPUで超えるとなると、Max-QデザインのGTX 1060モデルとはバチバチの競合になりますが・・・
PCメーカーはGTX 1060のMax-QやるくらいならVega M GH採用第8世代Coreのほうが設計が楽かもしれませんね。
第8世代Core with Radeonを搭載した新型NUCも登場
当然出ますドクロマークの新型NUC「Intel NUC 8シリーズ」
- Core i7-8809Gを搭載する「NUC8i7HVK」
- Core i7-8705Gを採用する「NUC8i7HNK」
いずれもIEEE 802.11ac(2×2)無線LAN&Bluetooth v4.2コンボカードがM.2で実装されています。
とにかくインターフェースが豊富で、ゲームにVRにコンテンツ制作と幅広い用途で使える省スペースPCです。
メモリースロットはデュアルチャンネル対応で2基、最大DDR4-2400、最大容量32GBのSODIMMに対応します。
ありがとうございました。