AMD 「Raven Ridge」の3DMarkスコアの話と7nmプロセス製品群のローンチ時期

2018年6月12日

どうもこんにちわ!unianikiiです。

もう2月ですね。

いよいよAMDのデスクトップ版「Raven Ridge」の発売が秒読みに入りました。

2018年は「AMD in INTEL」とかも控えていてオラわくわくすっぞ!

というわけで発売間近の「Raven Ridge」のスペックをまとめてみました。

コチラもどうぞ

「Raven Ridge」全6モデルのスペック

デスクトップ
モデル コア/
スレッド
CPUクロック/
ターボ
L2
キャッシュ
L3
キャッシュ
グラフィックス シェーダ マックス。GPUクロック ストレージ CTDP TDP 価格
Ryzen 5 2400G 4/8 3.6 / 3.9 GHzの 2メガバイト 4メガバイト Vega11 704 1250 MHzの DDR4-2933 45-65 65 $ 169
Ryzen 3 2200G 4/4 3.5 / 3.7 GHzの 2メガバイト 4メガバイト Vega8 512 1100 MHzの DDR4-2933 45-65 65 $ 99
モバイル
Ryzen 7 2700U 4/8 2.2 / 3.8 GHzの 2メガバイト 4メガバイト Vega10モバイル 640 1300 MHzの DDR4-2400 12-25 15W NA
Ryzen 5 2500U 4/8 2.0 / 3.6 GHzの 2メガバイト 4メガバイト Vega8モバイル 512 1100 MHzの DDR4-2400 12-25 15W NA
Ryzen 3 2300U 4/4 2.0 / 3.4 GHzの 2メガバイト 4メガバイト Vega6モバイル 384 1100 MHzの DDR4 12-25 15W NA
Ryzen 3 2200U 2/4 2.5 / 3.4 GHzの 1メガバイト 4メガバイト Vega3モバイル 192 1100 MHzの DDR4 12-25 15W NA

引用:Guru3D.com

「Raven Ridge」は、ざっくりいうと第二世代の「Ryzen」です。

正確にはこの先に控えている「Zen2」が第2世代「Ryzen」とされると思うので、「Zen+」世代の「Raven Ridge」は第1.5世代と言えるかもしれません。

ややこしいですね。忘れてくださいwww

で、今「Raven Ridge」がすごく注目されているんですが、何がそんなに注目なのかというとズバリ「Raven Ridge」が「APUだということです。

APUというのはCPUにグラフィック機能を追加したものです。

最近のCPUにはINTELの物にしろ、AMDの物にしろほとんどがグラフィック機能を内蔵していますから、若い方なんかは「???」て感じかな。

でも、一昔前まではCPUにはグラフィック機能は内蔵されていなくて、ディスプレイに文字や画像を出力するにはビデオカードを使うのが当たり前でした。

今でもPCゲームをやる人や、多画面に出力する必要がある株式トレーダーはビデオカードを増設していますね。

今度発売されるデスクトップ版「Raven Ridge」は第1世代「Ryzen」にグラフィック機能を持たせたものです。

これがね、INTELが「ヤバいんじゃね?コレ」っていうくらいドエラい性能なんです。

Guru3D.comでは3D Markのスコアも載せてます。

デスクトップ版「Raven Ridge」の「Ryzen 5 2400G」と「Ryzen 3 2200G」の3DMarkのスコアはそれぞれ「5162」と「4151」です。

数字だけ見るとイマイチわかりにくいですが、「Ryzen 5 2400G」の「5162」という数字は少し前の世代ではありますが、NVIDIAのミドルスペックGPU「GeForce760」とかAMDのミドルハイ「AMD Radeon HD 7850」と同等のものです。

これは実はすごいことなんです。

極端な話

「Raven Ridge」はビデオカードの追加なしに、フルHDくらいの画質であればほとんどのゲームをストレスなくプレイできる

ということなんです。

ちなみにINTELのCPUに内蔵されているGPUは、一番高性能であろう「Core i7 8700K」の物ですら3DMarkのスコアは「1136」です。

ノートPC用の「Ryzen 3 2200U」のスコアもINTEL CPUのスコアの倍近くありますね。

こりゃビデオカード買わなくていいなー。

デスクトップ版「Raven Ridge」はメモリ周りの強化も発表されましたね。

ちなみにTECHPOWERUPでは「Zen 2」および「Vega 7nm」といった7nm世代の製品群のローンチ予定を2018年中、製品化は2019年としています。

しかしビデオカード用のメモリ(GDDR5、HBM2ともに)の供給がうまくいっていないという情報もあります。ANANDTECH

コチラも楽しみですね。

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