【児童労働問題】米アップル、リチウムイオンバッテリー原料のコバルトをおさえにかかる

どうもこんにちわ!unianikiiです。

少し前までスマホといえば「iphone」しかない!って感じだったように思うのですが、「iphone8」が「iphoneX」出てからそうでもない感じがします。

スマホの性能も頭打ち気味で、純粋な性能よりもカメラ性能やディスプレイ性能で勝負しているような気がします。

正直1世代前の機種より3割増しの性能とか言われても、体感ではほとんど変わらないというか、わからないしwww

ま、それはアンドロイドもPCパーツもいっしょなんですけどね。

リチウムイオンバッテリーとコバルト酸リチウム

そんなアップルが、コバルトをおさえにかかったとのこと。

コバルト屋さんからコバルトを買うんじゃなくて、コバルト採掘業者と直接取引しようと交渉中とのことです。

コバルトというのは単体金属としての用途はほとんどないが、合金材料として重要であり工業的に利用される、いわゆるレアメタル。

アップルでは「iphone」や「Mac」のリチウムイオンバッテリーに使っています。

バッテリに使うのはコバルトにリチウムを混ぜた「コバルト酸リチウム」という化合物。

まあ、ただ混ぜただけじゃできないんだけどwww。

アップルは今後の事業展開に備えてこの「コバルト酸リチウム」を大量に確保する必要があるみたいですね。

その数5年で数千トン。

数千ていうのが微妙なところですが、それにしてもスマホ1台に8gのコバルトが使われるそうなのでめちゃめちゃ「iphone」作る気ですね。

やる気満々ですか!

でも、コバルトの価格は過去18カ月間で3倍以上となっていて、今は1トンあたり80,000ドル(約862万円)。

ひょえー!先物で儲けた人いるでしょ!!

このコバルト高騰は電気自動車(EV)の需要の高まりが原因と言われていますね。

なので自動車業界も必死にコバルトを抑えにかかっています。

「BMW」とか「フォルクスワーゲン」も数年先までのコバルトの安定供給を確保しています。

他には米「テスラ」とか韓国「Samsung」傘下のバッテリー製造販売企業「Samsung SDI」なんかも動いているみたいですね。

 

コンゴ民主共和国

米アップルもコバルト争奪戦に参入(コンゴ民主共和国のコバルト鉱山)=ロイター

で、そのコバルトの最大産出国が「コンゴ共和国」なのですが、政治不安による人道危機が国連で指摘されています。

コバルト鉱山でも子供が働かされているようで国際的な批判を浴びています。

国際人権保護団体の「Amnesty International」は、2016年にコンゴのコバルト鉱山で児童労働が行なわれていることを告発しました。

その報告を受け2017年に、Appleはサプライチェーンの見直しを実施し、責任ある方法で原材料を調達することを宣言しています。

が、どうなることでしょう。

今のコバルト価格が8万ドル/㌧で収まっているのは安い人件費の子供たちを使うからではないでしょうか。

コバルトの適正価格がいくらかはわかりませんが、例えばコバルト鉱山が日本にあったら8万ドル/㌧では済まない気がします。

アップルだってお金が無尽蔵にあるわけではないし、フェアトレードの精神でコバルトを適正価格で買うことはけっこうハードルが高いと思うけどな。

じゃないと消費者である私たちにしわ寄せがきてしまいます。

まあ、昔みたいに「Mac」1台50万円なんてのも悪くないと思いますが。

コンゴ民主共和国の政治不安が解消されて国力が上がり、児童労働問題がなくなることに期待したいと思います。

コンゴだけではなく、コバルトだけではなく、チョコレートだけではなく、コーヒーだけではなく、コットンだけでなく。

子供を働かせちゃ良くないですよ。