【怖い話】昔、出会系サイト運営中にあったオカルトな話
スレ立ったら、淡々と残す
出会系サイト運営及び風俗ビル経営して、白状すると詐欺罪で前科付いた人間の戯言
馬鹿どもがサクラ相手に毎日数千~数万円を振り込む出会系黎明期の話
サクラは専用ソフト使用の在宅ワークな感じで、導入から使用方法、歩合の説明に、常に私は社用車という名の(社長の趣味で購入した)黒いシーマで走り回り、帰社すると苦情処理のメールを送る、という毎日
で、その在宅ワークのサクラ女子が、オカルト1件目
当時
・私 20代のガリ細メガネ
・女 今で言うメンヘラ脳内恋愛地雷女
とりあえず……
その30手前の女のPCは、やたら表示が大きく、調べると640×480という、当時でも異様に狭い表示にしていた。
で、死ぬほどウイルス食らってたので、まずはそこから対応する事になった。
何より異様だったのは、その女のワンルームマンションの内装。全てピンク色だった。作り笑顔でさり気なく尋ねると「恋愛成就の風水」との事。
この時点でNGにして去れば良かっただが、とりあえず自宅にPCあって暇を持て余してる女のサクラ確保が命題だったので、そのウイルスまみれのPCをPCAnyWhereの対策ソフトでキレイにしていく作業に、最終的に3時間かかった。
その30前の女は、化粧で化けれそうなレベルの不細工な顔とだらしないエロい身体をしていたが、とにかく作業中の私にボディタッチしてくる。
が……
その30前の女は、化粧で化けれそうなレベルの不細工な顔とだらしない身体をしていて、作業中の私にやたらボディタッチをしてきた。
が……
とにかく臭い
臭い
部屋中に充満する謎のお香でも消えないレベルで、明らかに風呂に入っていない臭さ
私は臭さを指摘もできず、とにかく早く作業を終えて帰りたい、風呂に入りたい一心でPC清掃をし、ソフトを導入し、操作説明と歩合について説明した。
その女は説明の間もやたら顔を近付けてきて、口臭も酷かった。赤ラークを吸ってた大学時代の友人よりも酷かった。
逃げるように帰社した私は、まず向かいのカプセルサウナで臭いを落とし、その後◯学生と援助交際してホクホク顔で帰社してきた社長に愚痴った。
社長は「喰っちまえばよかったのに」などと阿呆な事を言う始末。子ねと。
そらから1ヶ月は平穏だった。業務過多で雇ったチンピラ風の後輩が有能だったお陰で、私の業務もだいぶ楽になった
ところが、更に1ヶ月が過ぎた頃に、後輩が出社してこなくなった。社長も私もサクラ管理のヤクザ崩れも心配して電話したが後輩の返答は要領を得ず、次いでアパートに行って、げっそり痩せた後輩を見つけた。
あまりに尋常じゃない様子に誰も無断欠勤を責める事はせず、とりあえず病院に行くように勧めた。
私はこの時に風邪を引いていて鼻が効かなかったが、サクラ管理がチラチラを周りを見回し「何この臭い?」と言ったのを、社長と私はサラっと流してしまった事を後で後悔した
後輩はその後丁寧に辞表を提出し退社する事になり、社長の計らいでキャバクラで追い出し会をする事になった。
そこで後輩が告白した内容に、私も、ソレに会った事もない社長も背筋が冷えた。つまりは、後輩は私の業務を一部引き継いて新規サクラへの説明とサポートを半々くらいでやっていたのだが、例のピンク色で臭い女と関係を持った、というものだった。
ここまでならただの男女の絡みで済んだ。
が、
後輩が言うには、その女は最初に関係を持った直後から執拗に今で言うストーキングを繰り返して、最終的には後輩の部屋に転がり込んだ。ストーキングに気づいたのは半同棲状態になってから、と。
一緒に居ると臭いも気にならなくなるのか、後輩も最初はクサいと感じた臭いも感じなくなる程に女は常にべったりだった。で、気がつけば家事全般を女は甲斐甲斐しく行ってくれた。
が、とにかく後輩がアパートから出かける事を嫌がり、些細な事で喚き散らすようになったとの事。相変わらず風呂には中々入らないとも。
最近は仕事に行く事すらも怒りの対象だったそうで、とにかく後輩はストレスを溜め込み続けたらしい。
痩せたのはストレス。でも何故かその女から逃げたいという気持ちがあっても行動に移せなかったと後輩は泣いた。
社長と私は、風俗ビルのスタッフが使っているワンルームならすぐに移動できるから、と引っ越す事を勧めたが、後輩は泣きながら「無理です、絶対に見つかってしまう」と、半ば諦めたように涙で汚れた顔のまま半笑いしたのが印象的だった。
社長と私、サクラ管理は流石に何かヤバいと感じ、とりあえず帰宅せずにカプセルホテルに泊まるように勧め、携帯も新しいのにして縁を切ってはどうか、と話した。後輩はやはり諦めたような顔をしていたが、3人で強く勧めたからか最終的には了解してくれた。
社長は寒気を認めながら「女の情念は怖いねぇ」なんて吹いていたが、私とサクラ管理は顔を見合わせ、何か違う気がしている事を感じたと、ヒソヒソと話した。
話がまとまり、とりあえず会社まで戻る為にタクシーを呼ぶと、丁度キャバクラのあるビルの下に居る、と。
で、全員で乗り込もうとした時に、例の、獣の様な体臭とお香を混ぜた謎の臭いが、タクシーに充満していた。私とサクラ管理はすぐに気づき顔を見合わせたが、鼻炎持ちの社長は気づかない。
面白い話だ
ここに至ってゾワッとリアルに背筋が寒くなり、4人とも周囲を見渡したが、飲み屋街で人通りも多いためか、そもそもその女の容姿を知っているのが後輩と私だけだったせいもあって、女は見つけられなかった。後輩は顔面蒼白だった。
ひとまずそのタクシーで移動し、カプセルホテルで結局全員が泊まる事になった。後輩は寝られず憔悴しきっており、社長は早々に寝てしまった。私とサクラ管理はピリピリと張り詰めた感覚で、女性が居ないはずのカプセルホテルの共用部でタバコとビールを手に、後輩を元気づけながらしきりに周囲を気にした。
そして翌日、少しだけ元気になった後輩が、荷物だけ取りに帰ると言い出した。私らはついて行こうかと提案したが、後輩は笑って「荷物少ないから、すぐですよ」と言った。
ここでついて行かなかった事を、サクラ管理は後悔したそうだが、何故か私は安堵したのを覚えている。
後輩は、それっきり、今に至っても会う事は無い。行方不明の翌日、会社の机に「逃げます、探さないでください、ありがとうございました」と走り書きのメモが置いてあった。メモの内容が内容だったので、結局警察には届けず様子見する事になった。後日後輩の実家にも連絡があったそうで、寒い方の地域に居る、生きているから、と。
後輩が逃げ切れたのかはわからないが、ひとまず私らにできる事は少ない、と社長らと話をした。
2週間後くらい?かな、凄く嫌だったが、例の女の所在も確認する為に後輩の住んでいたアパートに、私とサクラ管理で行った。社長は援助交際
アパートは空き室になっていた。刑事でもないし、大家とか不動産屋に確認までは難しいと判断し、私らはそこを離れた。
後輩が逃げて1ヶ月くらいかな、業務過多でだんだんと臭い女の事を皆忘れかけてた頃に、会社の入り口のガラスに黒いマジックで大きく落書きがされた。
「かえせ」
と。
第一発見者は社長で、最初は何かわからなかったそうだが、落書きを消す為に呼ばれた私とサクラ管理はすぐに気づいた。
「やばくね?」「これ、アレだよな」と。
その翌日か翌々日、帰宅した私がアパートのドアを開けようとした時に、あの、例の臭いがした。
今までに無いくらいの悪寒と謎の汗をダラダラながしながら、私は周囲を見渡したが、あの女は居なかった。居なかったが、私のアパートがバレた事に気づきとにかくその場を離れた。カプセルホテルに移動がてら、私は社長に電話し、おそらく例の女が私のアパートに来た事を告げ助力を請うた。落書きの件もあって会社もバレていて、そこからつけられた可能性も伝えた。
とにかく逃げなければ、という思いが強く、最終的に社長を説得というか泣き落としで関西へ出張する事になった。
元々簡単な出会系システムだったのでサーバー管理に新しい人間を雇ってもらい、私は出張先で業務をする事になった。
結局1年、関西で働いた。その間に会社は業務拡大し過ぎで経営が傾き、よりブラックな仕事に手を出すようになっていった。
ひとまず、現在まであの女には会っていない。あれから少しして退社したが、退社後半年で会社が潰れ、ブラックな仕事が原因で過去に在籍していたメンバーも含めほぼ全員が捕まった。
執行猶予で有罪判決が出た後は、もうその会社の人と会う事も無かった。私は足を洗い、違う都市で生活を始め、ギリギリながらもなんとか食べていっている。
時々、鼻腔の奥に、あの女の臭いが蘇る事があって、今でも思わず周囲を見渡す事がある。
もう会いたくないなぁ
とりあえず臭い地雷女の話。
所々脚色したり濁したりしてるけど、概ね上記の通りです。
オカルトと言う内容でも無いかな……
また明日にでも、もうちょいオカルト寄りな詰まるトイレの話とか滑る田舎道とかの話をしますね。
実話?
日にち開いちゃったけど
詰まるトイレの話
出会系黎明期は、在宅じゃないサクラも多々居て
普通に事務所に出勤して、ずらっと壁際に
40台くらい並んだ会社PCを使って
出会系のサクラ書き込みを行っていた。
で、毎日満席になるくらい盛況だったもんだから
過去に事務所拡張して、そのビルの
2Fフロアの3店舗分を柱残して壁壊して巨大フロアになってた。
ので、トイレが別々の場所に3箇所あった。
女性しか居ない職場だったものだから、
まあ私語は多いし菓子持ち込みOKという
カオスな職場で、トイレ3つでも足りないくらいにトイレも盛況。
で、
PCとか回線不調になるとシステム管理の私が呼ばれて、
壊れてなくてもPCの調子を整える、という感じ。
間違っても「何もしてない、と言ってたけど◯◯触ったでしょ」なんて
言ってはいけない、ほぼPC初心者の群れ。
で、そのカオスの中に、割と大人しめの女の子が居た。
業務も真面目で私語も少ないが、お陰で陰口は
しこたま叩かれていた20代後半の女性で、
見た目はロリっぽくしてて服装も大抵パステル系のワンピ。
ただ、サクラという仕事は、要はもてない男共の
つまらん話に乗ってやり取りできるコミュ力が必要で、
しばしばサクラ管理に「こういう時はこう、もうちょっと◯◯◯」と
指導を受けていた
そのカオスな中に、年齢より幼く見える
いつもパステル系のワンピで出勤してた
20代後半の女性が居た。
業務は真面目だか話題に拡がりが出せず、
前述のサクラ管理から「こういう時はもうちょっと◯◯」と
指導をちょくちょく受けていた。まぁ、普通の方。
で、ある時期から3つあるトイレのうちの1つが
よく詰まるようになった。サクラ管理や私も
確認したが、ただ水を流しただけでも詰まると「時がある」
業者を呼んで見てもらったりもしたが、
直下1Fのサラ金事務所も含めて何も異常は無かった。
関係無いが、サクラの女達はサラ金とも面識ある人が多かった。
夜は在宅メンバーに任せるので、事務所は夜22時閉店。
が、トイレが詰まりだした頃から、サラ金の人から
「真夜中にトイレを流す人が居る」と話が来た。
サラ金事務所は当時ア◯ムやらのCMが流行っていて
毎日残業していたと。
夜中は事務所も鍵をかけて誰も居ないし、
サラ金業者が言う通り電気も消えて真っ暗で
その真っ暗な中でトイレを流す人が居る、と。
んで、サクラ管理が時々居残って様子見したが、
異常は見受けられなかった、と。
ここまでは、ひとまず大した事のない状態で、
「変な事もあるねぇ、まあ古いビルだから霊とか居るのかもねw」
で終わってた
平日の業務中に、サクラ管理が言うには
「トイレから悲鳴が聞こえて、サクラの女の子が飛び出してきた」
との事。私はシステム管理だったので不在。
その女の子は「ごめんなさいごめんなさい」と連呼しながら
泣きじゃくっていたそうで、とりあえず家に返したと。トイレが詰まっていたので
その事を謝っていたのかも、とも言っていたが、
なんとも異常なくらい謝るし泣いていた模様。
それから2週間くらいして、その泣いた女の子、
つまりはパステルワンピの子はサクラのバイトを辞めた。
女性ばかりの職場とは怖いもので、
どうやらその子は病院に入院したらしい、と
まことしやかに噂されていた。
しかしトイレは相変わらずこまめに詰まる
詰まるトイレは1箇所だけなので、その後も平常に業務は続いた。例のトイレも詰まる時と詰まらない時があるので、普通に使っていた。
パステルワンピが辞めて2ヶ月くらいしてからかな、1Fの金融屋から改めて苦情がきた。「真夜中に泣きながらトイレを流す女が居る」と。
今回はかなり真剣な苦情で、階下でも結構怖くて参っている、と
私とサクラは色々話し合った(社長は援助交際)が、原因はさっぱりわからなかった。が、どこで聞いたのかサクラの連中にも噂は広まっていた。
彼女らの結論はとても早く、要するに「パステルワンピがどこかで子供を堕ろして、それを気に病んでメンタルをやられている」
という内容に集約されていた。事細かに微に細に設定がしっかりしていたのは、まぁご本人が悩み打ち明け的に仕事仲間に話していたから、だそうで。
で、どうも望まない子をトイレに流したとかなんとかで、トイレに対して恐怖心があるとか。
しかし、それが夜中に泣きながらトイレを流す苦情には繋がらない
結局、未成年とのセックスに没頭している社長は放っておいて、私とサクラ管理が交代で夜中にそこに泊まり込む事になった。
で
まぁサクラ管理が泊った初日に、誰も居ないトイレが流れたと。サクラ管理はトイレを開けたが誰も居ない、泣き声も無し。
その後、私が泊った時もトイレは流れたが女の泣き声は聞こえない。
そんなんで2人で頑張って1週間
私とサクラ管理が交代で夜中に泊まり込み現状を把握する事になった。
で、
いきなりサクラ管理の初日にトイレが流れた。女の声は無し。その後も私の時もトイレは流れたが、それ以外に異常も無く女の泣き声も無し。
ありのまま話したお陰か、金融屋も「大変ですねお互いw」と苦情を入れてこなくなった。後でこのセリフ(お互い)の恐ろしさが分かったが、それはまた別の話
しかし協議の結果、そのトイレは故障中という事で使用不可にした。
これが、いけなかった。
日中も女の泣き声みたいな異音が聞こえてくるようになり、サクラ連中も非常に怖がった。トイレを開放した後も、いきなりトイレは流れ女の泣き声みたいな音が聞こえる……という有り様で、それから3ヶ月後に事務所は移転した。
移転した後も、「それ」が続いているのかはら知らない。無責任な様だがそこは見逃して欲しい。
サクラ連中の一致した意見は、パステルワンピの生霊だろうとの事だった。奴らが一致した意見を出す事なんてまず無いのが、かえってリアルで怖かったのを覚えている。
後日談だけど、その後、別の仕事というか執行猶予中に就業した食材配達の仕事で、そのパステルワンピの家に行った事がある。
彼女は結婚していて、その農家の嫁になっていた。元々線の細い方だったが、より細く、でも生気に満ちた感じで、朗らかだった。
サクラバイトは旦那には秘密との事で、とても色っぽい仕草で、私に口止めをした。
その様子に、私は「あぁ、この人は救われたんだな」と心底、そして勝手に思った。旦那の顔は結局わからないままだったが、毎週、1週間分の2人分の食材を頼んでいたが、ある時に2ヶ月程お休みされ、その後暫くして再開、2年後に3人分、と、鈍感な私でもわかるくらいに、順調に生活されているようだった。
元スレ:https://talk.jp/boards/occult/1690539325
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